オーバージェットとは？

オーバージェットとは、上下の前歯の位置関係を示す専門用語です。

上の前歯が出ている状態を「+」の数値で表し、下の前歯が出ていれば「－」で表します。

一般的には上の前歯が少しだけ前方に出ているので、＋2～3ミリメートル以内が正常な状態といわれています。

この前後の距離が離れると咬み合わせが悪くなるので、不正咬合の物差しとして使用されているのがオーバージェットです。

上の前歯が出すぎていると、いわゆる「出っ歯（上顎前突）」の状態で、下の前歯が出ると「受け口（下顎前突）」になってしまいます。

オーバージェットの正常値を超えている場合は、前歯で食物を咬み切りにくい状態になっているかもしれません。

状態が悪化する前に、矯正治療を検討してみましょう。

◆オーバーバイトとは？

オーバーバイトとは、歯の咬み合わせの深さを表す数値です。

歯を咬み合わせた状態で、上下の前歯が重なると「＋」となります。

「＋」の数値が高いと、咬み合わせが深すぎるディープバイト（過剰咬合）の状態です。

ディープバイトは、上の歯が下の歯に重なってまったく見えなくなります。

症状が進行すると、顎の動きが悪くなって顎関節症を引き起こす恐れがあるので注意しましょう。

反対に、咬んだときに上下に隙間ができてしまう場合は「－」となります。

「－」は上下の前歯が触れていない状態で、オープンバイト（開咬）と呼ばれています。

◆オーバージェットやオーバーバイトの適切な数値とは？

オーバージェットやオーバーバイトの適切な数値は、どちらも＋2～3ミリメートル以内です。

正確な数値を知りたい方は、歯科医院で測定してもらうと良いでしょう。

オーバージェットやオーバーバイトは、自分では気付くのが難しい症状です。

歯並びはきれいに整って見えることが多いので、不正咬合とはわからないことが原因かもしれません。

しかし、生きていく上で大切な「食べる」という行為に問題が出てくる恐れもあります。

特に子どもなど、自分で症状を訴えることのできないケースは注意が必要です。

子どもが食事のときに食べにくい様子はないでしょうか。

歯並びがきれいなのに食べづらそうなときは、オーバージェットやオーバーバイトになっていないか確認してみることをおすすめします。

矯正治療を行っている歯科医院であれば、丁寧に調べてくれるので安心です。

必要に応じて矯正治療も進めてくれるので、まずは歯科医院に相談しましょう。

◆矯正歯科治療についてお悩みがあればホワイトデンタルクリニックへ

オーバージェットやオーバーバイトが気になるときは、歯科医院に相談しましょう。

歯科矯正をお考えの方は、東京都墨田区錦糸町のホワイトデンタルクリニックまでご相談ください。