一般的な症例の動的治療期間(装置をつけて実際に歯を動かしている期間)は1年半位となります。
矯正歯科治療による歯の移動は、マウスピースやワイヤー、ゴムによる矯正力を歯根膜と呼ばれる歯の根のまわりの線維に作用させていきます。
虫歯の治療で神経がとってあっても、金属やセラミックの冠が被せてあっても、歯と歯を取り巻く(歯周)組織が健康ならば、何歳になっても矯正歯科治療を行うことはできるのです。
また、すでに歯を抜いてしまったところがあったとしても、最適な方法を見つけて治療を進めていきますから、あきらめずにまずは当院にご相談ください。
当院では、患者様がどういった思いで矯正を希望されているか、そのヒアリングを一番重視して治療計画を立てていきます。
矯正治療は、見た目にコンプレックスがあって笑うことなどできない方が、最終的に歯を綺麗に並べることで、そういった部分を解消したいといのが目的のはずです。なのに矯正治療中はさらに笑うことができなくなってしまうのが従来のワイヤー矯正でした。しかし、いまのマウスピース矯正(デジタル矯正)は、誰からも知られることなく矯正することができ、マウスピースをした状態で会話しても、気づかれることはありません。
また、マウスピースで取り外しができることによる清掃面のメリットです。上手に磨けなかったりすると、ワイヤー治療ですと虫歯になってしまうリスクがありますが、マウスピースだと比較的それが抑えられます。
マウスピース治療は、デジタル化されていて、型取りをすれば、次の時にはステップ数や治療の期間や後はビジュアルで、最終的な並びの状態をいろんな角度から確認することができます。
治療を始めるタイミングは、患者様がコンプレックスを気にされた時が一番良いタイミングと思います。理由としては、歯は一度並んでしまうとそのままの状態で一生保つことも可能なのです。10年先の治療よりも、今、治療された方が綺麗な並びの状態の期間が長くなります。このメリットは大きいということなのではないでしょうか。
マウスピース矯正とは、透明のマウスピース型矯正装置を歯に装着することで歯並びをきれいにする治療方法です。
一人ひとりの歯に合わせた矯正装置を装着し、段階的に新しい矯正装置に交換しながら徐々に歯を動かしていきます。
マウスピース矯正の1番の特徴は装置が目立たないことです。
薄く透明に近い、医療用プラスチック製の装置なので、装着していてもほとんど分かりません。
マウスピース矯正は、治療中の見た目が気になる方や、人と接する機会の多い方などにおすすめの矯正治療法です。
他の矯正装置とは違い、患者様ご自身の手で取り外しができます。
マウスピース矯正は、食事の時には取り外すことができるので、装置に食べ物が詰まる心配がなく、治療中も普段通りに食事ができます。また、歯磨きの際も装置を外せるため、普段通りの歯磨きができます。矯正装置を付けたことで、綺麗に歯を磨くことが難しくなったという心配もいりません。
マウスピース矯正は、治療の段階に合わせて矯正装置を新しいものに交換し、装着することで徐々に歯並びを整えていきます。
矯正装置は、患者様ご自身で交換していただく必要があるので、患者様の自己管理が大切です。
マウスピース型の矯正装置は段階的に歯を動かしながら歯並びを矯正するため、従来の矯正方法と比べて痛みが少ないです。
また、金属は使用せず、プラスチック素材のみで作られているため、唇や口の中の粘膜などを傷つけてしまう心配がありません。
当院では、「ケンライン」と「インビザライン」の2種類のマウスピース矯正を取り扱っています。
それぞれの特徴などしっかりとご説明し、患者様一人ひとりに合った治療計画をご提案します。
日本のケン・デンタリックス株式会社が提供するデジタル矯正システムです。
特徴として、フルデジタル処理により構築された3次元モデルのシミュレーションをもとに、ミクロン単位でマウスピースを精密に製作します。
アメリカのアラインテクノロジー社の製品の商標になります。
アラインテクノロジー社のインビザラインは世界最大シェアを誇り、100カ国以上の国々で800万人を超える患者様が使用しています。
顎関係に大きなズレがない状態で、軽度の叢生・空隙歯列の閉鎖など比較的歯の移動の少ない症例が適応となります。
マウスピースは透明で薄い装置となっておりますので、紛失、変形等には十分ご注意ください。 また、患者様がご自身で装着することによって歯の移動がおこる装置であり、患者様の協力が100%必要な治療方法です。 装着時間20時間を守ることをお願いします。