【矯正歯科医が解説】ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いについてまとめました。
2022.09.30
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い
矯正治療の中で長い歴史を持つワイヤー矯正は、現在も数多くの歯科医院で行われています。
その一方で、新しい治療方法であるマウスピース矯正を選ぶ方も増えてきています。
どちらも多くの患者さんに選ばれている治療法ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いについて詳しくご紹介します。
◆見た目による違い
ワイヤー矯正は、歯の表面に矯正装置を付けることになるため、どうしても矯正していることが目立ってしまいます。
ですが、白色や透明の装置を使ったり、裏側に装置を付けたりすれば目立ちにくくすることも可能です。
対してマウスピース矯正では、無色透明なマウスピースを使用して矯正を行います。
マウスピースは薄く歯に密着するため、見た目ではほとんど気づかれません。
◆値段による違い
・ワイヤー矯正の費用
全体矯正60万〜170万円
部分矯正30万〜70万円
・マウスピース矯正の費用
全体矯正60万〜130万円
部分矯正10万〜120万円
矯正費用は、矯正する範囲や使用する装置などによって大きく異なります。
ワイヤー矯正の場合、裏側矯正は表側矯正に比べると費用が高くなりがちです。
部分矯正はどちらも比較的費用を抑えられます。
また、矯正範囲を限定して行う「格安マウスピース矯正ブランド」も近年人気を集めています。
しかし、格安マウスピース矯正ブランドは医療機関での提供でないため、トラブルなどが多いようです。
検討している際は一度、医師に相談してみると良いかもしれません。
◆通院頻度や期間などによる違い
ワイヤー矯正の通院頻度は、約1ヶ月に1回、治療期間は約1年〜3年です。
マウスピース矯正の通院頻度は1〜3ヶ月に1回程度、治療期間は約1〜2年です。
矯正範囲や矯正装置によって違いはありますが、自分で取り外し・交換ができるマウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて通院頻度は低くなっています。
また、部分矯正の場合は全体矯正よりも通院回数や期間も短めです。
◆痛みによる違い
ワイヤーの弾力を利用して歯を動かしていくワイヤー矯正は、装置を付けた後に痛みが出ることが多いです。
装置が口の中に当たってしまい、口内炎の原因となってしまうこともあります。
ですが、ほとんどの場合1週間もすると痛みが治まると言われています。
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて痛みが少ないと言われています。
ただし、痛みがゼロではありませんが、ほとんどありません。※ブランドによる
マウスピースを装着したことによって締め付けられるような痛みが出る場合や、アタッチメントと呼ばれる補助装置が当たり口の中が傷ついてしまうことも希にあります。
◆矯正歯科治療についてお悩みがあればホワイトデンタルクリニックへ
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
それぞれにメリット・デメリットがありますが、どちらが自分に合った矯正方法なのかを見極めることが大切です。
カウンセリングなどで歯科医師とよく相談した上で、後悔しない選択をしましょう。
矯正歯科治療についてお悩みでしたら、東京都墨田区錦糸町のホワイトデンタルクリニックにご相談ください。