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【矯正歯科医が解説】インビザラインの治療期間はどれくらい?

2023.06.28

インビザラインの治療期間はどれくらい?


◆インビザラインの平均治療期間はどれくらい?


インビザラインの矯正が完了するまでの治療期間は、平均して1年程度です。

インビザラインは従来のワイヤー矯正と異なり、アライナーと呼ばれるマウスピースを使用して全顎的に歯を動かして矯正します。

ですが一定期間で歯を動かせる距離はワイヤー矯正と共通であり、1ヶ月あたり0.5~1mm程度となっています。

インビザラインはアライナー1枚あたり歯を0.25mm程度動かすことが出来、これを一週間から10日ほどのスパンで交換するため、結果的に1ヶ月で0.5~1mm移動させることが可能です。

インビザラインの治療が完了するまでにはマウスピースが全部で50枚前後必要となり、すべて使い終わるまでは1年~1年半ほどかかるとされています。


◆インビザラインの保定にかかる期間はどれくらい?


矯正治療では、歯の移動を目的とした矯正が完了した後に、歯が元の位置に戻るのを防ぐ保定と呼ばれる処置が必要となります。

歯が元の位置に戻ろうとする現象を後戻りと呼び、これを防ぐためにはリテーナーと呼ばれる専用の装置を歯に装着して一定期間を過ごすことが必要です。

これは従来のワイヤー矯正でもインビザラインでも同じであり、保定に要する期間は歯を動かした期間とほぼ同程度となります。

インビザラインは従来のワイヤー矯正と比べて手軽にできるメリットはありますが、一定の期間で歯を動かせる距離は他の矯正治療とあまり変わりません。

矯正期間が1年の場合は保定期間も1年程度かかるため、矯正治療の期間は合計で2年程度となります。


◆治療期間が長くなってしまう歯並びもある


インビザラインの治療期間はおよそ1年から2年ほどとされていますが、治療が長期化してしまうケースも存在します。

以下に治療が長引くケースについて紹介します。


・乱ぐい歯などの矯正

歯の生え方がいびつででこぼこの度合いが大きい乱ぐい歯などの場合、矯正治療を完了するまでには長い時間を必要とします。

歯が傾いているだけでなく、生えている位置が異常である場合などはその分時間がかかると覚えておきましょう。


・抜歯を伴う矯正

歯を移動させるスペースがない場合などは、抜歯したうえで歯を移動させないと歯並びが綺麗にならないケースがあります。

抜歯をする場合はそのスペースに歯が移動するまでに7~8mmほどの距離があるため、抜歯しないケースに比べて時間がかかるのです。


◆矯正歯科治療についてお悩みがあればホワイトデンタルクリニックへ


矯正治療では、歯を移動させた後の保定期間のケアも重要となります。東京都墨田区錦糸町で矯正治療が完了するまで丁寧に治療を進めてくれる歯科医院をお探しの方は、ぜひホワイトデンタルクリニックへお越しください。