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【矯正歯科医が解説】歯科矯正治療中に起こる可能性がある歯肉退縮とは?

2023.03.01

◆歯肉退縮とは?


歯肉退縮とは、歯肉が下がって歯根部分が露出してしまった結果、歯が長く見えてしまう状態のことをいいます。

通常は、加齢や歯周病の悪化が原因で起こることが多く、見た目が悪くなってしまうので悩む人も少なくありません。

歯肉退縮は、歯科矯正でも起こることがあります。

歯肉の退縮が進むと、歯と歯の間に空隙(ブラックトライアングル)ができたり口元がやせて見えたりするので、老けたような印象を与えてしまうでしょう。


◆なぜ歯列矯正によって歯肉退縮は起こるのか?


歯肉退縮は、歯科矯正でも起こることがあります。

歯科矯正で歯肉退縮が起こる原因は、主に次の5つです。


・歯槽骨が薄くなっている

噛み合わせの不適合や過去に骨折した経験などがある場合には、歯槽骨が薄くなってしまっているかもしれません。

薄い歯槽骨は、歯肉退縮が起こる原因のひとつです。


・歯周病が悪化した

歯周病が悪化して薄くなった歯槽骨に歯の矯正の力が加わり、歯槽骨の吸収が進行してしまうと歯肉退縮が起こります。


・矯正装置の衛生管理に問題がある

清潔な矯正装置を使わないと、口腔内が不衛生になり、歯肉退縮が起こる恐れがあります。


・矯正装置が合っていない

矯正装置が合っていない場合は歯肉が傷いて炎症を起こし、歯肉が下がることがあります。


・歯みがきをしすぎている

矯正中は装置が邪魔になって歯みがきがしにくくなりますが、あまりに力を入れすぎると歯

肉を傷つけてしまうので注意しましょう。


◆歯肉退縮が起こると考えられるリスク

"歯肉退縮が起こると、次のような症状につながるリスクがあります。


・見た目が悪くなる

歯肉退縮が起こると、歯根が露出するので歯が長く見えてしまいます。

また、口元がやせたように見えるので、老けた印象を与えがちです。

審美的な面で気になる人も多いでしょう。


・歯根が虫歯になる

歯根はエナメル質に覆われていないため、歯冠より虫歯になりやすい部分です。

重症化にもつながりやすいので、注意しましょう


・知覚過敏が起こる

歯根が露出すると、冷たいものがしみるなど知覚過敏の症状が出やすくなります。


・歯がグラグラしてくる

歯肉退縮が起こると、ものを咬むたびに歯周組織に大きな力が加わってしまうので炎症を起こし、歯がグラグラしてくることがあります。


◆歯肉退縮の対策とは?


「歯肉退縮かな?」と感じたら、次のような対策をすることが大切です。

・なるべく早く、医師に相談する

・口腔内を清潔に保つように心がける

・マウスピースや矯正装置の不具合を放置しない

・矯正装置の衛生管理に努める


◆矯正歯科治療についてお悩みがあればホワイトデンタルクリニックへ

歯肉退縮は、歯科矯正が原因で起こる場合もあります。

歯科矯正の歯肉退縮でお悩みなら、東京都墨田区錦糸町のホワイトデンタルクリニックまでご相談ください。